就活覚書①

私は土木系の学科に所属している大学院生である。

来年に就活を控えた修士一年生で、春からいろいろ考えたわけだが、やっぱり脱土木が現実的なのかもしれない。

 

この夏、橋梁メーカーのインターンシップに参加して考えたことがある。

 

私が一番優先するのはこの先の人生がほんとうに楽しいものになるのかどうかだ。

事実はどうであれ、いろいろ学んだ先で、私が「就職した後の未来」を考えてワクワクできるかどうかが一番重要になってくる。

 

……となると、もう実際土木業は無理な気がするわけよ。

 

私がワクワクするのは「ものづくり」で、これはまあ、理系に限らずゲームとか小説とかも、とにかく「他人の人生に大きな影響を与える可能性があるもの」で、「それをすごく好きな人がいる」とさらに良い。

橋梁って、それで人生が変わる人はたくさんいるけれど、それは外的要因というか、「道ができた」「便利になった」とかの変化で、私が求めてるのは「考えが変わった」とか「今後の人生の優先度が変わった」とかの変化なのだ。そうじゃない。それを目標にできる人が大勢いるのは知っているけれど、私はそうじゃない。

 

更に業種的にどこに行っても激務というのがきつい。

これはブラックとかホワイトとかではなくて、単純に勤務時間が長すぎるのだ、全体的に。「多趣味の極」みたいな人間には辛すぎる。

 

あとこれは自分の中でまだ消化しきれてないが、とにかく「責任がでかい」のだ、土木職。プレッシャーに耐えられる気がしない。怖い。ほんとに怖い。嫌だ。

 

この大量の「嫌だ」が前面に出ている職に対して、平静を保って就活できる気が全くしない。

ので、まあ土木職のなかでも自分が耐えられそう、ワクワクできそうな職を探っていきながら、全く違うところ、まあ「ものづくり」ができる、できれば地元でできる会社を探していこうと思う。

 

就活備忘録でした。