文章を書く

別に私は小説家なわけじゃない。ブロガーなわけでもないし、小さな頃から日記をつけているわけでもない。

それなのに時折、文章が書きたくて書きたくてしょうがない衝動に駆られる。

趣味で書いている二次創作の小説が書きたくなる。話を考えたくなる。誰かに読んでもらいたくなる。

 

そうやって感じる衝動を上手く消化できなくて、今こうやってブログを書いている。

 

文章だなんだとだらだら書き連ねたけれど、なんというか、言ってしまえばセンチメンタルなのだ。

だから夜中に窓を開けてこれを書いている。月は見えないし、夜景も見えない。生乾きの洗濯物のにおいに包まれて、重たい瞼を持ち上げながらこれを書いている時間が、私はそんなに嫌いじゃないんだと思う。

 

それに、私は私が好きだ。

 

何もかも嫌になることは多い。衝動的に消えてしまいたいと思うことも少なくない。自分のスペックの低さに絶望するし、上手くできない歯がゆさも、劣等感も、きっと人並みには感じて生きている。

だけど私は私のことを嫌いになれない。

こんなにクズでのろまで努力できなくて、どうしようもない私のことを、まだ、好きでいる。

 

もっと強くなりたい、もっと成長したい、もっともっと人生を楽しみたい。

 

私が生きている意味だとか、そんな大層なことを言うつもりはないけれど、だけど私は人生を楽しむために生きている。

きっと私はまだ人生を楽しめる。こらから先、きっと、私が知らない楽しいことがたくさん待っている。環境も感性も、何もかもが変わる。

そんな未来を想像できるのが嬉しくて、これが私のデフォルトであればいいと思う。自己実現も夢も希望も、やりたいことをやった先にあればいいと思う。

 

そうして私は今日もベッドへ滑り込むのだ。

 

明日の朝はベーコンエッグとトーストを食べる。

いつもと変わらない明日の朝が、いつもと同じように、輝けばいいと思う。